理学療法士になるまでのステップ
理学療法士国家試験を受ける
理学療法士になるためには、国家試験を受けて合格する必要があります。
受験資格は理学療法の課程がある大学や、短大、専門学校などで3年以上学ばなければなりません。
必修の単位が多くコツコツと勉強して単位を落とすことなく習得していきます。
真面目で毎日少しずつでも積み上げていくタイプの人が理学療法士に向いていますが、実際にリハビリテーションを患者さんに行うときも、焦らないで少しずつ進んでいく必要があります。
理学療法士の勉強とリハビリテーションはよく似ているかもしれません。
また理学療法士と作業療法士の資格を同時に取得すると、就職の時に非常に有利です。
病院によっては理学療法と作業療法を兼ねて行うため、両方の知識が備わっていると優遇されます。
単位も似ていて両方の資格を取るときに免除になるので、ぜひ平行して勉強しておきたいです。
試験は同時に受けられないので、年度をずらして受験すると良いでしょう。
理学療法士専門学校の合格率は80％以上を誇る
これからの高齢化社会を見据えると理学療法士の求人は安定しているでしょう。
人気の職種で受験者数も増えており理学療法士の数が増えています。
理学療法士の専門学校の多くは合格率80％以上で、難易度は低いと思ってしまいますが、そうではありません。
理学療法士を目指している人は、ほとんどの人がキッチリ勉強して必要な知識を頭にたたき込んでいるのです。
成り行きやノリで理学療法士を目指す人がおらず、使命感を持って勉強に励んでいる人が多い印象です。
そのため社会人経験を積んで観察眼や分析力などを養ってから、理学療法士を目指す人もいます。
国家試験の合格者の中で新卒の割合は89％、既卒は11％です。
理学療法士の数が増えて、受験者は年々増えているため難易度は上がっています。
これからは年度によって合格率が変動する可能性が高いので、情報をしっかり集めて対策しておきましょう。
理学療法士国家試験の試験内容は？
試験内容としてリハビリテーション医学、理学療法、運動学、生理学、解剖学、病理学概論、臨床心理学、理学療法などの筆記試験が行われます。
範囲がかなり広いので勉強は大変ですが、試験対策を行ってくれる学校に通うと安心です。
偏差値が高い学校より、広い範囲の中からピンポイントに知識を補填してくれる試験に強い学校の方が有利です。
筆記試験の他には実地試験も行われ、学校で模擬練習しておくと安心です。
学校によっては授業の中に実地練習を行っているので、学校を選ぶときに確認しましょう。
リハビリテーション病院に学校が併設されている場合は、学生が実地練習に行っていると考えて間違いないでしょう。