理学療法士の資格の取り方
理学療法士として働くには、理学療法士の資格が必要です。
理学療法士の資格は名称独占資格と呼ばれる部類のもので、その資格を持っていない限り理学療法士ですと名乗ることは許されていません。
同じような業務を行う分には問題になりませんが、理学療法士として働くことはできないのです。
例えば医者のように手術などを行う場合は、業務独占資格と言い、資格を持っていなければ執行を許されません。
一方理学療法士は看護師の方がリハビリの手伝いなどを行う際、同程度のことを行う場合があります。
しかし基本的に専門知識と技術が必要な領域なので、理学療法士は理学療法士として、仕事にあたります。兼務などは療法士内でなければほとんどありません。
理学療法士の資格を履歴書に書くとき、つまり正式名称とされているのは理学療法士免許です。
国家試験ながら試験の難易度はそれほどではありません。ただし資格取得の手順として3年以上養成校で学ぶ必要があるので、簡単にとれるわけではありません。
試験は筆記試験となり、リハビリに関する手順や知識の部分を問われます。
専門知識が必要なので、しっかり対策しないと合格は難しいでしょう。
受験手数料、費用は基本的に10,100円です。
理学療法士試験の難易度
国家試験である理学療法士の試験は、意外と合格率は80%以上をキープしていて、試験の難易度は低めだと思われがちです。
ただし受けてみれば誰もが8割で合格するわけではなく、しっかりと勉強と対策を行ってこその合格率となっています。
その証拠に、人気な学校のパンフレットなどをよく見てみると、合格率90%を超えていることも珍しくなく、そういった学校はカリキュラムで試験対策を入念に行っています。
元々独学では試験資格を得られませんが、独学では難易度が高い試験だと言えるでしょう。
加えて理学療法士が最近人気であることもあり、志望者数が増えている事実があります。
それによって試験の難易度も徐々に上がっていて、合格率も微減をくり返しています。
年度によって試験内容が大きく変わることもあるので、難易度については前年度の合格率や難しさを参考にするのは危険です。
なお、理学療法士は医療系の仕事なので、学校の偏差値を気にする人がよくいます。
もちろん偏差値も一つのバロメータとして機能しますが、基本的には偏差値よりも試験合格率、資格取得率の方がよく見るべきポイントです。
授業内容が自分に合ってない場合もありますし、大学などでは発展の方に力を入れていて理学療法士に集中できない可能性もあります。
作業療法士も同様、どちらの資格もあれば有利にはなりますが、同年で受けることは叶わないので、どちらかにまず合格することに集中しましょう。
理学療法士になるには大学？短大？専門学校？
理学療法士を目指すには通学が必要となりますが、選択肢は大学と短大、そして専門学校があり、それぞれ3年間通う必要があります。
認可を受けている学校でなければ資格試験に臨むことはできませんが、基本的に理学療法士の学科やコースがあり3年制であれば、そして取得できる資格や目指せる職業を確認すれば問題ありません。
とはいえ中には認可されていない学校もあるので、事前によく確認しておきましょう。
大学や専門学校でどれが一番お得かと言えば、人それぞれと言えます。
理学療法士になりたい、というのであれば、専門学校に行くのがオススメです。
専門学校はその名の通り何かに特化した専門カリキュラムを組んでいるため、3年間集中して試験対策を行うことができ、試験合格率が高くなる傾向にあります。
一方大学は4年間通う必要がある上、一般教養をはじめとする幅広いカリキュラムが組まれています。
もし理学療法士以外へも悩んでいるなら大学の方が就職率も安定しており、多くの会社で初任給高くなります。
ただ理学療法士を狙うなら合格率、就職率、在学期間の面で効率的に学べるのが専門学校なので、自分のスタイルに合わせて選択しましょう。
なお短大は期間が短く学ぶ内容が広いため、人によっては一番効率が良くなります。
ただしかなり忙しい学生生活になるはずな上、大学程汎用性が高いわけではないので、自分と相談して選択をしましょう。
