Q.理学療法士になりたいけれど、小柄なので患者さんを支えられるか心配です。
A.理学療法士は患者さんの身体を支えたり動かしたりする仕事なので、体力が必要です。
小柄だからと言うよりは体力と気力がある方が向いています。
力が強くなくても理学療法は行えて、患者さんの移動も機械が補助を行ったり、数人で行うことも多いので心配は要りません。
Q.理学療法士と作業療法士も一緒に取得するメリットはありますか?
A.理学療法で身体機能を回復させて筋肉や関節を動かしやすくします。
作業療法は動きに目的を持たせて身体を動かす楽しさも知って貰うため、理学療法と平行して行うと相乗効果があります。
両方の資格は同じ年度に所得できないので、年度をずらして両方を取得しておくと勤務先で重用され昇進のチャンスがあるかもしれません。
Q.リハビリテーションを行うために必要なことは何ですか?
A.交通事故などでリハビリテーションを行った経験がある人はご存知だと思いますが、リハビリテーションは想像して端から見ているより数十倍辛い作業です。
ベッドの上で手足を動かすだけでも関節が痛くてたまらず断念せざるを得ないことも多いです。
患者さんに身体が思うように動かないストレスを、ぶつけられることもあります。
患者さんの気持ちを受けとめて受け流して日々リセットして、今日できることを一生懸命行っていく気力と忍耐が必要です。
Q.理学療法士は人気の職種のため就職先があるか心配です。
A.現状では理学療法士が増えているとはいえ、就職先の心配は要りません。
大病院などへの就職は待遇の良さもあって人気です。
しかし大病院は作業療法士や言語聴覚士、医療相談員や看護師、医師とも連携を取っていくスキルが必要です。
患者さんの気持ちにも寄り添える優しさと見守る気持ちを持ち、どうすれば良くなるかと言うことを常に考えながらリハビリテーションを行っていかなければなりません。
Q.理学療法士の国家試験合格率は80%以上と高いので、学校はどこを選んでも良いですか?
A.合格率が高くても理学療法士の国家試験は難関です。
偏差値の高い学校より実地訓練なども行える国家試験対策を強化している専門学校を選びましょう。
非常に広い範囲から出題されるので、試験のノウハウがある学校で学ばないと間に合いません。
さらに受け身の勉強ではなく、理学療法士になるという強い気持ちを持って勉強していきましょう。